ポンプ能力低下検出
この機能により、ステーションの1台または数台のポンプの能力が低下した場合、そのことがユーザー に通知されます。
ポンプ能力低下検出は、ウェットウェルポンプステーション用の機能です。この機能により、ステーションの1台または数台のポンプの能力が低下した場合、そのことがユーザー に通知されます。この機能は、能力の急激な低下と緩やかな低下を区別することができます。能力の損失には、ポンプの問題、または配管、カップリング、バルブなどの周辺機器の問題による可能性があります。この機能は、定常的なスタートとストップを繰り返すポンプに適しています。
この機能には以下のデータが必要です:
- ポンプステータス
- アナログ水位
この機能により、ポンプサイクル毎にポンプの能力が計算されます。その計算に従って、ポンプサイクル中のウェットウェルへの流入量が調整されます。ポンプサイクルが複数のポンプを起動させる場合には、この機能でポンプ能力を計算することができません。
各ポンプには2つのアラームおよび2つのグラフがあります。アラームおよびグラフは、以下の2つの測定値に関する情報を表示します:
| 測定 | 説明 | 考えられる原因 |
| 短期的なポンプ能力の低下 | この測定により、ポンプ能力の急激な低下を検出します。 |
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| 長期的なポンプ能力の低下 | この測定により、ポンプ能力の緩やかな低下を検出します。 チェックポイントは、ポンプが設置された時やオーバーホールされた時などに、ユーザーにより設定されます。 チェックポイントとは、この機能が能力低下の基準として使用する期間の開始日です。 |
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設定されている閾値より能力が低下している場合、アラームが作動します。閾値はポンプ能力の平均値に対するパーセンテージ値で表されます。設定で閾値を変更することが可能です。
この機能は営業担当者が有効化することができます。この機能は可変周波数駆動ポンプには対応していません。